栄養指導管理サービス

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食品の選び方と献立例 @ 
 食道・胃・十二指腸 


 このページの症状の食生活で 共通して言える こと 
飲み物は、白湯・お茶・番茶・ほうじ茶・麦茶 と しましょう。
 調味料の市販のコンソメは、胃液の働きに刺激を加えるため 使わない。
  だしは、昆布・かつおぶし を 使いましょう。



   急性胃炎 


◎ほとんどの食品が 使えます。
◎できるだけ 鮮度の良い食品 を 選びましょう。
◎インスタント食品 や 内容不明な加工食品 は 使わないようにしましょう。
  ・紙パックで売られている
    パンプキンスープ コーンスープの粒無しタイプ 果肉無し果汁
  ・カップ入りで売られている
   プリン ヨーグルト こしあんタイプのお汁粉 果汁ゼリー
  ・袋タイプで売られている 粥
    ↓↓
   これらは 症状に合わせて 使えます。
◎菓子類・コーヒー・炭酸飲料・アルコール飲料・インスタント麺・中華そば
 これらは、避けます。
◎飲み物は、白湯・お茶・番茶・麦茶・ほうじ茶 などを 使いましょう。

〔 献立例 〕
 くずゆ おもゆ   はちみつはそのまま使います。
 牛乳 刺激がない野菜スープ  酸味のない果汁 お粥 パンがゆ フレンチトースト
 牛乳入りコーンフレーク 煮込みうどん 煮込みそば マカロニ クリーム煮
 ハンバーグ グラタン

・肉類は、お粥が食べられるようになったら 使えます。
  脂肪が少ないお肉を、スープの材料として 使いましょう。
 その他に・・・
  鶏ささ身のそぼろ や 
   鶏ささ身のそぎ身料理(ささ身をななめの薄めに切って使います)
 
・くずゆ おもゆ は、
 卵黄入り 味噌入り 牛乳入り ほうれん草の裏ごし入り も 使えます。

・豆腐のすり流し汁 
 大豆製品は 豆腐を主体としますが
 ゆば 高野豆腐 刻み納豆(ひきわり) も 使えます。
 大豆煮 厚揚げ 油揚げ は、お粥を食べている間は 避けましょう。

・牛乳 乳製品
 牛乳はホットミルク また 卵と一緒にミルクセーキ
 プリン ホワイトソース ヨーグルトゼリー ヨーグルトのサラダソース
 チーズは、プロセスチーズのプレーンタイプは 脂肪が少ないので 使えます。
 生クリームは、脂肪分があるので 避けましょう。

・油脂類は、バター マヨネーズは使えます。
 揚げ物は、お粥を食べている間は 避けましょう。

・ドライフルーツのくだものは、避けましょう。

・野菜は 煮物やスープにして 使いましょう。

・たまごは、使えます。

・魚は、煮魚 酒蒸し グラタン 蒸し煮
 白身魚をムニエル や 焼き物 も お粥が食べられるようになったら 使えます。

・香辛料は、風味付け程度で 使いましょう。(コショーや生姜)


    食欲が全くなかった状態から 食欲が上がってきた状態の 食事は、
           『 無理に栄養量にこだわらないこと 』
           主食となる食品を中心としましょう。


◇◇ 1日5〜6回の規則的な 少量頻回食(分割食)の 時間例 ◇◇
   (朝食) 7時と10時
   (昼食) 12時と15時
   (夕食) 17時と19時
  夕食は、夜9時までに 終わらせましょう。
 ◆ 1回の食事内容が、「水分多く ボリューム少な目」ですので、
    空腹感 が すぐやってきます。
  治療 と 体力回復が 重要です。 徐々に 通常へ戻していきます。 ◆


  慢性胃炎・低酸症胃炎・無酸症胃炎


◎長期経過観察 が 必要です。 あせらず ゆっくり 気長に 療養していきます。
   食品の 制限 や 禁止 は ありません。
◎「食生活を なるべく 規則正しく」 を、意識して 
                        ゆっくり よくかんで 食事をしましょう。
◎油脂性食品は、控えめに
 脂肪の少ない肉料理を意識しましょう。
◎タンパク質性食品は、鮮度の良い物を選び 食事量に注意 しましょう。
  うっかり!!タンパク質性食品中心の食事を選んでた〜 って ことに ならないよう
                                 気をつけましょう。
  たとえば・・・
   意識しすぎて乳製品ばっかり選んでた!! ヨーグルト チーズ 牛乳
   加えて・・・
     ハム 魚肉ソーセージ たまご
   栄養価バツグンですが、これを サイドメニューで 食べ過ぎること あります。
   食べるタイミングを 分散させましょう。
        1日1回1品 1週間に分けて食べます。
   メインメニューは、きっとタンパク質を食べています。 肉 魚 たまご
◎豆腐 ゆば プレーンタイプの豆乳 は、治療中でも タンパク質性食品ですが
 植物性タンパク質性食品なので 野菜として 考えましょう。
◎ビタミン補給を意識しましょう。不足しやすいので 防止します。
 緑黄色野菜 その他の野菜 くだもの 
  ⇒これらは、食べるだけで 必要ビタミンが 十分補給できます。
   食べやすい調理法で 積極的に 補給しましょう。
 ときどき 意識したいビタミン補給として
  ビタミンA  と ビタミンK が 補給できる タンパク質性食品
   鶏肉 かつお かれい ぶり 鮭 しいら すずき たら ひらめ まぐろ
   メルルーサ― わかさぎ たい など
  止血効果など 期待できます。1日の補給範囲内で十分足りる栄養です。
  食べ過ぎにならないように しましょう。
〈 食欲向上 を 目的 として 〉
 少量の肉スープ 鮮度の良いくだもの・果汁
〈 栄養補給 体力増強 を 目的として 〉
 たまご料理 牛乳・乳製品 特にチーズ 消化の良い白身魚
 脂肪の少ない肉料理

〔主 食〕
 お粥にする必要 ありません。
 温かいご飯を 食べましょう。
 パン うどん そば 食べれます。ラーメン や 固いスパゲティ―は 控えましょう。
〔豆腐料理〕
 湯豆腐(煮奴) 冷やっこ あんかけ そぼろかけ 田楽 白和え いり豆腐 など
 ゆばは、汁物や煮物 で 使いましょう。
 干しゆば は、十分にもどして 使いましょう。
 納豆は、刻み納豆を使いましょう。
 高野豆腐は、薄味を意識してやわらかく煮ましょう。
  ※ 豆腐料理は、簡単な昆布だし や 市販の顆粒出し(1人分小さじ1) が
                                  使いやすいですよ。
  昆布 1人分 1pぐらい の 物を、水200〜300cc程度 鍋に入れて
  沸騰させます。
  そこに、塩0.5グラム 加えて 
  豆腐や高野豆腐やゆば など 加えて 煮ます。
  沸騰して やわらかくなったら(高野豆腐) できあがりです。
     昆布と市販のだし を 両方使っても おいしいです。
     塩を入れる時 お酒やみりん を 小さじ1程度 入れても おいしいです。
  この サラサラだしに、
  水溶き片栗粉(中さじ1の片栗粉に水中さじ2)を、加えると
  ゆるい とろみが つきます。あんかけ の できあがり です。
〔野 菜〕
 とまと きゅうり レタス は、鮮度の良い物を サラダにして食べて 良いですよ。
 これら以外の野菜は、やわらかく煮て使いましょう。
   大根 や れんこん ゴボー にんじん など 根菜は、
    3ミリ程度の いちょう切り(さんかく △) が、使いやすいですよ。
〔くだもの〕
 なまでそのまま 食べて良いです。
 果汁は、量に注意しましょう。
  100cc〜200ccが、適量ですが 毎日飲むのであれば 100ccにしましょう。
〔牛乳 乳製品〕
 じゃがいも と 牛乳で スープ   市販のポタージュ
 市販の牛乳ゼリー プリン 1日1個にしましょう。
 チーズは、食べる量に注意しましょう。1日20グラム程度が、適量です。
〔たまご〕
 半熟卵 卵豆腐 茶碗蒸し オムレツ も 食べることができますが、
  加熱しすぎた たまご は、
  胃内停滞時間 が 長いので 調理方法に注意が必要です。
 牛乳と一緒に、ミルクセーキやプリン は おすすめですよ。
 ハンバーグのつなぎで 入っているたまごは、少量なので 食べることできます。
 天ぷらは、控えたほうが良いですね。
〔魚 肉〕
 揚げ物は、控えましょう。多量も控えましょう。
 魚は、刺身 煮魚 焼き魚
 肉は、煮たり 蒸したり スープ煮(煮物)
〔香辛料〕
 コショー 生姜 にんにく などは、上手に使いましょう。
 調理の味付けは、「優しい味」
 ごま は、使いません。
 市販のお総菜に、すりごま が 入っていたら食べても良いですが、
  自分で調理する場合 少量のごま油 で 風味付け程度に 使いましょう。

  消化性潰瘍・胃酸過多症・分泌過多症


◎胃液の働きに 刺激しない食品 を 選ぶこと。
◎症状が出始めた時 や 退院してすぐの時 は、 
  半固形食 か やわらかい形の食品 を 選んで ゆっくり 食事をします。
 ゆっくり は、
  症状的に とても重要 です。あわてることも ストレス に つながります。
  やわらかい食事は、どうしても 早食いに つながりやすい です。
 
 意識的に ゆっくり よくかんで、食事をすることが 健康への近道 です。
  「いつも 口の中で 体温くらい に なるまで そしゃく すること!!」


〔糖質食品〕
 消化の良い食品なので、十分な加熱をして使うこと。
  お米 小麦粉 片栗粉 など (パン うどん そば)
〔油脂食品〕
 マーガリン バター 生クリーム は、20グラム程度 使えます。
 これらの食品の保存は、冷蔵庫に入れましょう。(良質を保ちます)
〔タンパク質性食品〕
 調理するときは、意識して 半熟状態を目指します。
  片栗粉をまぶして調理すると プルン!とした食感と見た目 そして 半熟状態
   煮物 蒸し焼き ゆでる など
 
 魚・肉 は、脂肪の少ない部位を使います。
  魚=あじ たい あんこう いわし はぎ えい ひらめ かさご かじき かつお かれい
     ぶり きす きびなご こち 鮭 さより しいら しらうお すずき たら とびうお
     ます はぜ ひらまさ ひらめ まぐろ めばる メルルーサ― やまめ
 肉=皮なし鶏肉 ささ身 豚かた肉 豚もも赤肉 豚ひれ肉 ボンレスハム プレスハム

 ゼラチンは、止血作用があるので 意識的に食べてほしい食品です。
  市販のゼリー グミ ゼラチンが使われているプリン
  煮魚も良いですね。(にこごり)

 たまご は、 ゆでたまご や ポーチドエッグ 卵豆腐 おすすめです。
    焼いたたまご(目玉焼き や 卵焼き)は、
       胃に残る時間が長くなるので、避けます。
 牛乳・乳製品 は、
     胃酸の働きを 抑えて 空腹時の痛みを やわらげます。
   牛乳が飲める方は、
    温めてホットミルクをゆっくり 飲みましょう。 1日コップ1杯分
   
   高たんぱく・高エネルギー食品として、
    市販のプリン・プロセスチーズ・飲むヨーグルト・グラタン(市販でも可)
   など 良いですよ。
 豆腐・豆乳
    良質なタンパク質性食品です。
    植物性食品なので、野菜と同じ感覚で調理しましょう。
    豆乳は、温めた状態で 使いましょう。
〔ビタミン・ミネラル食品〕
 しばらく 海藻類は、避けましょう。(わかめ ひじきなど)
 じゃがいも・さつまいも・里芋 は、しっかり火を通して やわらかく煮ましょう。
  ポテトサラダの、じゃがいもと他の野菜は、ゆでて使いましょう。
  とろろ芋は、すりおろしたら だしで煮て使いましょう。
 根菜 と 言われる野菜
 ↓↓ 大根・にんじん・かぶ などは、やわらかく煮ます。
 ↓↓ れんこん・ゴボー などは、症状が軽くなれば 使えます。
 ↓↓         うすくスライスして、使いましょう。
 ↓↓たけのこ は、しばらく避けましょう。
 ↓↓      痛みがなくなって 食欲が上がるまで 避けます。
 根菜は、
  体調が戻ってないときは、食べたい と 思いません。
  食べたいな〜 とか おいしそうだな〜 と 我慢しなきゃ と 思うようになれば、
  少しづつ うすく切って やわらかく調理した物から 食べてみましょう。

くだものは、
 缶詰のくだもの 1日100グラム程度
 なまのくだもの
  すいか もも メロン りんご なし ぶどう など
   (柑橘類 や つぶつぶくだもの(いちご キューウィ パイナップル)は、
                                 しばらく 避けましょう 
〔調味料〕
 塩 酢 料理酒 みりん コショー しょうが ソース類
  食欲を増加してくれる調味料です。
でも、
  少量使い に すること。(胃液の働きを強くしてしまうため)
↓↓
1人分の分量を計量して使うだけで、少量に止めることができます。
症状が重かったり 退院後すぐでまだ不安がある 場合は、
酸味が少ない食品であっても 使わないこと。(胃酸の働きを強くしてしまうため)
 
 しょうゆ さとう サラダ油 マヨネーズ ドレッシング
  1人分の分量を計量して使いましょう。

〔その他〕
 調理方法は、煮る 蒸す ゆでる ⇒ 基本です。
 たとえば・・・
  ポテトサラダ
   じゃがいも きゃべつ にんじん ツナ缶
    ツナ缶意外 ゆでて 使います。
   ゆでて食べにくい野菜は、使いません。きゅーり や サラダ菜 など
 不適当調理 ⇒ 焼く 揚げる 炒める
  魚や肉は、蒸したり スープ煮 煮付け に します。
  魚や肉の調理に、片栗粉 を 使うと
   食品が急に小さくなりにくく 食品本来のみずみずしさを保つことができて
   おいしい献立につながりますよ。
 たとえば・・・
  魚の蒸し物
    魚に片栗粉をまぶします。
    小さじ1杯分の油をフライパンであたためて、魚を並べます。
    裏返した時に、酒小さじ1杯を加え ふたをして酒蒸しにします。


    調理方法 や 食品が決まっているので 目標は、「あきない食事」
      シンプルでも、おいしい食事につなげる 工夫が大切です。